株探11月9日特集の「急騰モンスター7銘柄」

株探

3956国際チャート

【国際チャートは1年前の大相場再現に向け第一歩】

 国際チャート <3956> [JQ]は動兆著しいが、中長期トレンドでは底値圏離脱の初動であり、押し目があれば逃さず捉えたい。電力業界向けを主力とする計測用記録紙のほか、スーパーや通販向けラベル事業を手掛けるが、同社の過半数の株式を取得し傘下に収めたナカバヤシグループとの協業がうまく軌道に乗っており、前期から業績は急改善方向にある。19年3月期の営業6割増益に続き、20年3月期も前期比24%増益見通しと大幅な伸びが続く。時価総額はわずか20億円前後で信用買い残も少なく、材料株の中でも足の軽さが際立つ。ちょうど1年前の18年11月に時価と同じ株価水準からわずか2週間余りで695円の高値まで駆け上がったが、今は業績面の裏付けがあるだけにその再演もあり得る。セルフレジの普及で市場拡大が見込まれているICタグ(RFID)関連の一角であり、政府が普及を後押しするキャッシュレス決済との相性も良い。<急騰性4・中長期的上値余地3>

https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201911090121

気になる!!!!月足!!日足 

3915 テラスカイ

【テラスカイは量子コンピューターで大空飛翔へ】

 テラスカイ <3915> が上昇本番の様相、2200~2300円前後が同社株における長期ボックス圏上限にあたるが、今回の上昇波でここを突破して上値追いの新たなステージに突入する可能性が高い。同社は米セールスフォース・ドットコムのシステムで構築するクラウド導入支援業務を手掛け、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の一角としてスポットライトが当たっている。また、量子コンピューター分野でも強さを発揮する。今年6月に量子コンピューター関連ビジネスを手掛ける子会社キューミックスを設立、IBMと連携して同分野を深耕していく構え。業績も絶好調だ。構築案件における好採算の自社製品販売が牽引する形となり、20年2月期営業利益は2億4600万円予想から4億9800万円へ従来計画比倍増となる上方修正で異彩を放った。これは前期比4倍の高変化を見込んでおり、爆発的な成長力を潜在させていることも明らかとなった。<急騰性3・中長期的上値余地5>

https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201911090121

6336 石井表記

【石井表記は抜群の急騰性、本領発揮はこれから】

 石井表記 <6336> [東証2]の本領発揮はこれからだろう。株価は10月23日に突発的にザラ場ストップ高に買われた後、確変モードに突入。一息入れてからストップ高を連発し同月30日には863円の高値に買われた。その後は反動安となったが、今の材料株相場はこれで幕引きとはならない。同社は研磨や洗浄などプリント基板製造装置メーカーとして高い技術力を有し、インクジェットの量産実績と独自技術をベースにした開発力で他社と一線を画す。過去にインクジェット塗布装置で培ったノウハウを活用した全固体電池開発への期待で大相場を出した経緯がある。中国展開にも注力、米中摩擦問題が徐々に雪解けの方向に向かうなかで追い風も意識されている。昨年12月に中国液晶メーカー向けに大型インクジェット装置と関連部品の大口受注を獲得した実績が光る。時価総額50億円台と小型で浮動株比率も低く同社株特有の品薄感が投資資金の食指を動かす。<急騰性5・中長期的上値余地3>

株探

6050 イーガーディアン

【Eガーディアンはスマホ決済で新境地、波動転換】

 イー・ガーディアン <6050> の戻り相場に期待が大きい。18年の4月に4825円の高値をつけているが、そこから約1年半にわたり下値を切り下げてきた。しかし、直近上値抵抗帯となっている26週移動平均線をブレークし、大勢トレンド転換の可能性が高まっている。早晩2000円台での活躍が有力視される。ネットセキュリティー事業を展開するが、監視・CSにとどまらず運用や分析など新たなサービス領域を開拓しニーズを取り込むことに成功。また、キャッシュレス時代に向けた国策支援を背景にスマートフォン決済の本人認証などで時流を捉えている。19年9月期は、トップライン、営業利益ともに2ケタ成長を達成した。続く20年9月期もトップラインは2ケタ成長を継続し、同時に増益トレンドも確保する見込み。会社側が計画する営業利益12億100万円は保守的で上振れ余地を内包している。<急騰性3・中長期的上値余地4>

株探

月足だお

1447 ITbook

【ITbookはマイナンバーと国土強靱化の実力株】

 ITbookホールディングス <1447> [東証M]は300円台前半で存分に売り玉を吸収し、満を持して上値指向に転じてきた。ITコンサルティングのITbookと地盤調査事業を展開するサムシングHDとの経営統合で誕生した企業で、官公庁案件向け受注実績で一頭地を抜く。ITコンサル業務はマイナンバー関連に強く、9月の「デジタル・ガバメント閣僚会議」で決定した「マイナポイント」の実施や、政府が本腰を入れるマイナンバーカードを健康保険証として利用できる制度運用などを背景に、同社は地方自治体を対象とした普及対策支援に本格的に乗り出している。また、防災・減災に向け国が予算を計上して動き出すなか、そのキーカンパニーとしても存在感が大きい。地盤調査事業はAIIoT技術を取り入れた自動化システム開発を推進、改良工事ではらせん状の節を持つ安定した品質の補強体築造を可能とした新商品「スクリューフリクションパイル工法」が注目されている。<急騰性3・中長期的上値余地4>

株探

IPOだから月足は少ないよ~

6382 トリニティ工業

【トリニ工はトヨタ関連で見直し、上昇加速局面へ】

 トリニティ工業 <6382> [東証2]の目先の上昇一服場面は狙い目。10月下旬から急動意モードとなり11月初旬に858円の年初来高値を形成、しかしこれは18年2月の高値1200円からの戻り3~4合目というところで、ここからの上値追い加速に思惑が強まる。トヨタグループ向けを主力とする塗装設備大手で自動車部品も手掛ける。持ち前の高度な技術力と様々なハードやソフト及びIT技術を融合したデジタルファクトリーへの取り組みを強化している。また、ここ急速に見直しの動きが出ている中国関連株の一角であり、トヨタグループは今後中国展開を積極化させる方針にあることで、必然的に同社もその流れに乗ることになる。足もとの業績は塗装設備、自動車部品ともに大幅に伸びており、19年4-9月期営業利益は前年同期比2.7倍の14億3800万円と高変化を示し、上期時点での対通期進捗率は72%に達している。<急騰性4・中長期的上値余地3>

6937古河電池

【古河電池は2次電池の開発力武器に需給相場入り】

 古河電池 <6937> は材料株の中でもオールドファンが多く、ここ数週間の値運びは往年の仕手性を漂わせる。車載用鉛蓄電池が好調で19年4-9月期は営業利益が前年同期比2.2倍の6億8600万円と急拡大しており、PER10倍前後の株価は業績面のアプローチから水準訂正余地に富む。リチウムイオン電池やマグネシウム電池にも展開し、開発力の高さは折り紙付きだ。リチウムイオン電池については量産設備こそ持っていないものの、小惑星探査機の「初代はやぶさ」と「はやぶさ2」への搭載実績があり、JAXAから全幅の信頼を勝ち得た実力は株式市場においても改めて注目されそうだ。また、同社の100%子会社で2次電池の研究開発を手掛けるABRIは複数の特許を有し、今後の展開力に思惑が膨らむ。信用取組は厚みには欠けるとはいえ売り買い拮抗しており、信用倍率は1.1倍台、需給相場に向けた下地は整っている。<急騰性4・中長期的上値余地3>

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